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中部経済新聞 不動産仲介システムが好調 2003年10月1日

 50社の物件情報提供
 開設から2年で、成約300件、会員800人

 不動産販売・仲介業のミリオンホームネット
 (本社名古屋市名東区高社1-263 礒喜久社長、電話052-726-9100)
 が展開する、不動産仲介システムが好調だ。住宅メーカーやマンションディベロッパーなど、
 50社の販売物件を登録会員のニーズに合わせ、紹介するもので開設から2年間で約300件
 の販売契約が成立、登録会員は800人に達している。礒社長は「第3者のコンサルティングを
 受けられる不動産仲介で、他社と差別化を図る」としている。

 同社は、2001年に設立。02年10月期の売上高は5000万円。今期は8000万円を見込んでいる。
 システムは不動産業やディベロッパーのように、自社物件や特定の住宅不動産を販売するのではなく、
 販売委託契約を結んだディベロッパーなどの在庫物件から、住宅購入希望者に最適な物件を紹介する。
 希望者は同社のインターネットのホームページからマンションや戸建て、土地など希望の物件や希望エリア、
 予算などを登録する。

 同社は会員にヒアリングを行い、2000件を超える新築物件のほか、中古マンション・戸建て住宅、
 土地の中から、最適な物件を紹介する。現地見学に同行し、会員の購入意思が決まれば、同社が
 不動産会社などと交渉を代行。中古物件は購入者から仲介手数料、新築物件は、ディベロッパー
 など売主から手数料を徴収する仕組み。

 物件の購入者は、自分のニーズにあった不動産の紹介を受けられ、第3者の客観的な目で家探しが
 できる。また、マンション業者は宣伝広告費をかけずに在庫を販売できるメリットがある。これらが奏功し、
 販売受託契約を結ぶ企業は、システム開設当初の倍となり、「東海3県で供給されている住宅系不動産
 の8割をカバーできる」(礒社長)という。一方、会員数も約3倍に伸び04年10月期には同システムで1億円
 を売り上げたい」としている。